今年の秋頃から急に仏像ブームが訪れて、夫婦でお寺巡りを始めました。
まず行ったのは新薬師寺。近鉄奈良駅から歩いて30分ほどの静かな場所にあります。ここの本堂には薬師如来像と、12神将像がいてはります。薬師如来は、主に病に苦しむ人を救うお医者様として信じられた仏さま。それを守るガードマンが12神将です。お堂に入ると、薬師如来を守るように12体の神将が外向きに立っています。
この12体の仏像がとてもかっこいいのです。それぞれ鉾や剣などの武器を持って、表情やポーズもかっこよくきまっています。1200年も前に作られた仏像ですが、とても高い技術があったことがわかります。今は色褪せていますが、当初はとても色鮮やかに彩られていたそうです。お花などの文様も精緻に描かれていたとのこと。
どんな人達が、どんな風に作ったのでしょうか。天平時代というと想像も難しい程遠い昔のようですが、仏像を見ていると、天平の人々をなぜか身近に感じます。